介護職の方は介護施設だけでなく、障害者施設でも働くことも可能です。障害者施設で介護職の方が行う仕事は3つに大別されるので、紹介します。それは生活介護、就労支援介護、余暇活動の介護です。まず、生活介護とは日中の活動をサポートする介護です。重度の障害を持っている方の場合は入浴や排せつ、食事などの介助を行うこともあります。障害者施設で働く際の主要な仕事の1つといえるでしょう。さらに就労支援介護は、就職に向けたサポートを行う仕事です。障害を持っている方であってもその程度によっては仕事をこなすことができます。しかし、障害がハンディになってしまうこともあるため、介護職の方がサポートを行うことで、障害を持つ方の就労をサポートすることが重要なのです。場合によっては介護職の方が仕事の選定に関わることもあります。
また余暇活動の介護とは、障害を持っている方が余暇を楽しめるようにサポートをする介護です。昨今ではノーマライゼーションという考え方が進んでおり、障害を持つ方も健常者と同じように余暇を楽しむことの重要性が高まっています。それぞれの障害者が余暇を楽しめるようにサポートするのは介護職の大きな役割です。障害者施設は人材不足の問題が顕在化しており、多くの求人情報が出ています。介護施設で働くことによって新しい視点を手に入れられる可能性もあります。障害者施設で働いた経験は介護業界での転職に生かすことも可能です。今後は介護職の方の就職先として障害者施設を選ぶ方が増えていくことも考えられるでしょう。障害者施設で働くことについての詳しい内容は、『障害者施設で働こう』にも記載されています。